トップ > 教育・心理検査 > 「妥当性」と「信頼性」

「妥当性」と「信頼性」

標準化された教育・心理検査には、「妥当性」と「信頼性」が備わっています。「妥当性」と「信頼性」が備わっているということは、検査にとって欠かすことのできない条件です。学力検査を例に取れば、「妥当性」によって、「測りたいと思った学力を的確に測ること」ができ、「信頼性」によって、「その結果は安定した信頼のおけるものであること」が保証されることになります。

妥当性

妥当性とは、その検査が測定しようとしているものをどれくらい的確に測定できているか、ということです。
例えば、現在の時刻を知りたい場合には、時計を使います。時計ならば時刻を知りたいという目的に対して適しているので妥当性がある、ということになります。しかし、同じ時間を計る道具でもストップウォッチでは時刻は分からないので妥当性がない、ということになります。
妥当性には、以下のようなものがあります。

  •  ・内容的妥当性
  •  ・基準関連妥当性
  •  ・構成概念妥当性
これらは相互に関係しあって、検査の結果やそこから得られる指針などの妥当性を保証します。

信頼性

信頼性とは、仮に同じ条件の下で同じ検査を受けたとすれば、同じような結果が出る(結果が一貫し、安定している)ということです。
時刻を計るのに妥当性があると考えられる時計でも、その時計が壊れていて、すぐ止まったり、針が遅くなったり早くなったりするようであれば、信頼性がない(引いては妥当性もない)と言えます。
信頼性には、以下のようなものがあります。

  •  ・再テスト法
  •  ・折半法
  •  ・内部一貫性による方法
これらは相互に補完しあって、検査の信頼性を保証します。

このように「妥当性」と「信頼性」が備わった検査を実施してはじめて、「適切な現状の把握やその後に役立つ指導方針の策定ができる」ということになります。ですから、評価という重要な場面において正しい評価を行うためには、標準化された検査を用いることが必要です。