社会的問題や今日的問題を取り上げる道徳授業の最先端
新設された道徳科においては,従来の「心情の読み取り」から脱却し,「現代的な課題」に向き合い,問題解決的な学習を行うことが必要である。
そこで,子どもが主体的に考え,協働的に議論する指導を行ってきている「社会科」とコラボすることにより,道徳においても多面的・多角的に考え,議論する指導法を確立することができる。
本書では,社会科7本,道徳科14本の実践事例を取り上げ,分かりやすく解説。
これからの道徳科の指導において必要な最先端の指導法を,ここに。
目次
第1章 現代的な課題に取り組む道徳授業のつくり方第2章 価値判断力・意思決定力を育成する社会科授業に学ぶ
1 ごみはどのように捨てるべきか(ゴミ集積所の設け方)
2 東京オリンピック2020(東京オリンピックと飛行経路)
3 畠山さんと「森は海の恋人」,そしてあの震災(防潮堤とかき養殖)
4 おじいさんとおばあさんが営むスーパー「さいち」行列の秘密(個人商店繁栄の秘密)
5 八ッ場ダムは建設するべきかすべきでないかを考える(八ッ場ダム建設問題)
6 沖縄のアメリカ軍基地について考えよう(普天間米軍基地の移転)
7 公共図書館のあるべき姿を考えよう(公共図書館のあり方)
第3章 現代的な課題に取り組む道徳授業の実践例
1 みんなの本をどう守る?(図書館利用のマナー)
2 自然や動物とよりよく生きるには(野生動物による被害と保護)
3 河川敷はだれのもの(公園の自転車トラブル)
4 住みよい暮らしには何が必要か(マンションの騒音問題)
5 「人と違うから楽しい」とはどういうこと?(外国からの転校生)
6 きまりはどこまで必要か?(ゴミのポイ捨て)
7 聞こえないものを聞こうとする,見えないものを見ようとする(ハンセン病患者への差別)
8 貸した本のトラブル(友達との貸し借りトラブル)
9 生かされていることに感謝する(給食の食べ残し)
10 ネットトラブルをなくそう(ネットのトラブル)
11 持続可能なエネルギーをめざして(原発とどう向き合うか)
12 島の自然も伝統も未来も守ろう(リゾート開発と伝統の継承)
13 Aクリーニング店での出来事(クリーニング店でのトラブル)
14 二つの提案(LGBTなど性的少数者への配慮)
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