- 【教室で行う特別支援教育】
- 教室で行う特別支援教育5
- 特別支援教育を進める学校システム
- チームで学級経営を支える校内体制づくりの実際
- B5判/128頁
- 定価:2200円
- 発行年:2007年
- ISBN:978-4-8100-7506-9
特定の教師にだけ負担がかかる仕組みでは、特別支援教育は続きません。
役割分担をして校内のシステムにきちんと位置づけること、子どもと学級をみる視点を共有して、先生方が協力して取り組んでいくことが必要です。
そんな校内体制づくりの秘訣を、釧路市立愛国小学校の実践に学びます。
目次
はじめに第1章 通常学級で特別支援教育を推進するとは
1 通常学級で特別支援教育を推進するためのポイント
2 特別支援教育推進のモデルとなる学校
第2章 特別支援教育を推進するモデル
1 愛国小学校の特別支援教育の全体像
2 モデルの特徴
3 特別支援教育の考え方
4 校内体制
5 実行システム
6 システムづくりへのこだわり
~実践のための提言1~
特別支援対象児の学級適応感と学級状態との関連
第3章 アセスメントの実際
1 アセスメントの目的
2 アセスメント3点セットの実施
1)楽しい学校生活を送るためのアンケートQ-U
2)児童理解表
3)支援別表
3アセスメント結果の活用
4校内の共通尺度づくり
~実践のための提言2~
各学校における共通尺度のつくり方
第4章 アクションの実際
1 アクションの目的
2 担任中心のアクションの実際
1)全員と個人面談を行う
2)学級集団の状態を検討する
3)個別支援シートの作成
3 チームを中心としたアクションの実際
1) 適応指導委員会によるチーム支援
2) 専門家チームとの連携
4 学校全体でのアクションの実際
1)教師の行動課題の確認と学期ごとの反省・評価
2)学級経営案の見直し
3)生徒指導事例と指導内容の交流
第5章 学習会の実際
1 学習会の目的
研修ノート
アセスメントは何のためにするのか
アクションにつながるアセスメントのポイント
<ポイント1>「原因探し」ではなく、「解決志向」で考える
リソースを見つけたら、かかわりを仕掛ける
<ポイント2>不適切な行動が起きている「関係」をみる
「不適切な行動」へは淡々と対処する
<ポイント3>「人格」でなく、「行動(スキル)」を見る
<ポイント4>ゴール設定(行動課題)は適切か
第6章 データでみる変化
1 学校全体の結果
2 ある学級の変容例
第7章 各学校が乗り越えるべきポイント
1 特別支援教育の推進がうまくいかない学校の問題点
2 校内組織・システムの改革の必要性
おわりに
Column
1 「ピア・サポート」と「ピア・プレッシャー」
2 教師の行動モデルと「学級世論」
3 特別支援部の立ち上げ
4 1次支援の子どもの気持ち
5 集団の「4つの落とし穴」
6 自分勝手な「子ども理解」にご用心
関連書籍
- 【Q-U関連図書】
- 公立学校の挑戦 中学校
- 人間関係づくりで学力向上を実現する
- 定価:1980円
- 学力向上の切り札は「集団づくり」!
- 【教室で行う特別支援教育】
- 学級担任の特別支援教育
- 個別支援と一斉指導を一体化する学級経営
- 定価:2420円
- 学級担任の現実に基づき、いまできるベストの対応を提案する