第2弾では、学習意欲・友だち関係・規範意識を徹底検証
わき起こる「子どもが変だ!」の大合唱で、教育改革が求められ、さまざまな対策が立てられている。
本当にいまの子どもたちは、やる気を失い、規範意識も低下してしまったのか。
問題は何なのか。
友人関係や基本的生活習慣などの調査結果に加え、背景にある心理的な特徴を分析した。
さらに子ども理解の観点として「友人関係偏りタイプ」「学習偏りタイプ」 「意欲喪失タイプ」「両立タイプ」を提唱し、学力向上は心の育成なしには成立しないことが明らかにされる!
目次
第1章 子どもの実態疑問・現代社会の影響を受けて子どもたちはどう育っているか
1.基本的生活習慣 早寝・早起き・朝ご飯はできているか
2.友達関係 友達がいれば安心なのか
3.学習 勉強に対するやる気は低いのか
4.規範意識 規範意識は低いのか
5.いじめ いじめに毅然と立ち向かえるか
6.個別配慮 教師はどんな子に個別的な配慮をしているか
提言・「全体」と「一部」と、その関係性に着目せよ
第2章 子どもの内面
疑問・子どもの内面をどんな視点でとらえるか
1.友達関係 子どもたちの友達づきあいにひそむ問題は何か
2.学習 学習にだけ取り組めば学習意欲は高まるのか
3.規範意識 規範意識の低い子にはどんな問題があるか
4.いじめ いじめられている子の状態をふまえた対応策は
提言・学力向上と規範意識の育成は一貫して行う
第3章 「学習×友人関係」意欲の4タイプでみる子どもたち
1.両立タイプ・友人関係偏りタイプ・学習偏りタイプ・意欲喪失タイプ
2.4タイプの出現率
3.学力 学力は両立タイプと学習偏りタイプが高い
4.心の発達 心が成長するには学習も友人関係も必要
5.規範意識 規範意識は両立タイプだけが内在化できている
6.友達関係 友達関係は広さと質が大切
7.基本的生活習慣 両立タイプの子が生活習慣ができている
8.心の健康 両立タイプが学校を最も楽しいと思っている
9.心の健康 小学生は家族に、中学生は友達に相談する
10.いじめ いじめを止める子はタイプにかかわらず少ない
提言・学習と友人への意欲を同時に育てる中グループの活動がカギ!
終章 人とのかかわりで成長する子どもたち
両立タイプの子どもは望ましい学級経営で育てる
学校では友達との体験学習を、家庭では意欲の下支えを
colmn■夢を語れない子どもたちへのキャリア教育