話題の教育テーマを、実証的データで説き明かす三部作!
第1弾では、学力向上・学級の荒れ・いじめを徹底検証
学校や教師の取り組みが否定され、「教育再生」が叫ばれているが、それを支える実証的根拠は乏しい。
本書は、深刻化する教育問題について、より建設的に多くの人が議論し合うための一つの資料である。
全国5万人の児童生徒を対象に行った「思春期アンケート」「学力テスト」の結果を多様な側面から分析。
教師コンサルテーションのプロが解き明かす、教育の現状と解決策。
目次
序章 データの集め方1.調査の方法と特色
2.Q-Uでわかる学級状態
・学力を比較する方法
第1章 学力向上
1.1学級の人数を減らせば学力は向上するのだろうか
2.小1プロブレム・中1プロブレムには、学級人数を減らすと効果があるか
3.学級集団の状態によって学力差は生じるか
4.静かに学習が行われている管理型学級では学習意欲も高いか
5.〔提言〕まずは「学級集団」という最重要な学習環境を整える
第2章 教室の荒れ
1.現在の学級の状態は、以前と比べてどうなっているのか
2.「中1プロブレム」はなぜ起きるのか
3.学級崩壊しやすいのはなれあい型か
・なれあい型学級の崩壊プロセス
・管理型学級の崩壊プロセス
4.規範意識を育てるには管理型の学級経営のほうが効果的か
5.〔提言〕学級の育て方
・なれあい型の学級はこうする
・管理型の学級はこうする
第3章 いじめ
1.いじめはどのくらいの割合で発生しているのか
2.いじめが発生しやすい学級はあるのか
3.いじめ被害を受けている子は、だれからいじめられているのか
4.いじめ被害にあう子どもを教師は見つけられるのか
5.〔提言〕いじめを予防・防止するために
・いじめの様態
終章 今後の学校の課題