いま話題のアクティブ・ラーニングを理論的にさまざまな視点から検討
日本教育方法学会から毎年刊行されている『教育方法』。
今回は次期学習指導要領にかかわってくるアクティブ・ラーニングを
多角的な視点で考える。
教育学の研究者や教員志望の学生、院生に限らず、
現場の先生がアクティブ・ラーニングを理論的に理解するのにも最適の1冊。
目次
まえがき 深澤 広明 (広島大学)Ⅰ.教育改革のなかのアクティブ・ラーニング
1.教育方法学的立脚点からみたアクティブ・ラーニング 田上 哲(九州大学)
2.資質・能力の形成とアクティブ・ラーニング 松下 佳代(京都大学)
3.「言語活動の充実」から「アクティブ・ラーニング」への流れをどうみるか
-資質・能力の「3・3・1モデル」の提案- 阿部 昇(秋田大学)
4.教育の情報化(ICT活用)とアクティブ・ラーニング 小柳和喜雄(奈良教育大学)
Ⅱ.アクティブ・ラーニングをめぐる理論的諸相
1.「アクティブ・ラーニング」のポリティクス分析 長尾 彰夫(プール学院大学)
2.探究と協同を通じた一人一人の子どもの「深い理解」
-教育心理学(学習論)からみたアクティブ・ラーニング- 藤村 宣之(東京大学)
3.演劇的手法を用いた「深い」学習とはどういうものか
-G.ボルトンの「理解のためのドラマ」論をもとに- 渡辺 貴裕(東京学芸大学)
4 教育評価論からみたアクティブ・ラーニング 田中 耕治(京都大学)
Ⅲ.アクティブ・ラーニングの実践的展開
1.教師教育とアクティブ・ラーニング 木村 優(福井大学)
2.授業改革とアクティブ・ラーニング(高等学校) 水野 正朗(愛知文教大学)
3.中学校におけるアクティブ・ラーニングの可能性と課題
-問題解決学習の立場から- 柴田 好章(名古屋大学)
4.小学校国語科の単元的学習展開とアクティブラーニング 今宮 信吾(プール学院大学)
Ⅳ.教育方法学の研究動向
1.アクティブ・ラーニングをめぐる研究動向 細尾 萌子(近畿大学)