教育図書

はじめよう! 障害理解教育
  1. はじめよう! 障害理解教育
  2. はじめよう! 障害理解教育
  3. 子どもの発達段階に沿った指導計画と授業例
  • 水野智美 編著
  • B5判/196頁
  • 定価:3080円
  • 発行年:2016年
  • ISBN:978-4-8100-6671-5
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交流及び共同学習をどうするか?

インクルーシブ教育が掲げられ,さまざまな子どもたちが共に学ぶ時代に,
教師は,個々の障害について,子どもたちに,何を,いつ,どこまで教えたら
よいのでしょうか。

また,無意識のうちに子どもの認識を歪めてしまう,
不適切な教育や教師の日常のかかわりとは,どのようなものなのでしょうか。

障害理解教育では,障害や障害者との接し方について,適切な知識を具体的に学びます。

幼稚園,小学校,中学校における,障害種別の35の具体的実践例。
教科,道徳教育,総合的な学習(福祉教育など),交流教育,共同学習の必携書。

目次

第1部 理論編

1 障害理解教育とは
 1 障害理解とは何か
 2 障害理解教育の目的
 3 障害理解とヒューマニズム
 4 障害理解と障害者理解
 5 障害理解と障害者が求める理解

2 障害理解の発達段階
 表 障害理解の発達段階

3 障害者に対する偏見や誤解はなぜ生まれるのか
 1 障害者に対する偏見や誤解
 2 偏見や誤解が生じる原因

4 不適切な障害理解を生じさせる教育や活動の例
 1 障害者の苦労・苦悩の強調
 2 美談仕立てのストーリー
 3 取り上げる障害者の偏り
 4 教科書・副読本における内容の偏り
 5 安易なシミュレーション体験の実施
 6 盲導犬,点字,手話,車いすの学習の仕方
 7 不適切な内容の障害者の講話
 8 評価を意識して子どもたちが本音を言えない
 9 「同情してはいけない」「障害がある人もない人も同じだ」と説く

第2部

1 身体障害に関する理解教育
 1 身体障害の基礎知識
 2 身体障害に関する理解教育の段階

 (幼児向き)
  1 世の中には自分とは違う特徴のあるさまざまな人がいる
  2 障害者は工夫や支援があれば自分たちと変わらない生活が送れる
  3 よい子にしていることと障害は関係がない ―障害の永続性―

 (小学校低学年向き)
  4 見えなくても,わかることがたくさんある
  5 盲導犬とその使用者
  6 手話とその使用者
  7 車いすとその使用者
  8 音声に頼らずに情報を得るための方法
  9 車いす使用者は障害物や段差に困る

 (小学校高学年向き)
  10 点字の触読体験
  11 聴覚障害者とどのように話をすればよいのか
  12 後ろから声をかけられたり,耳元で大きな声を出されると困る
  13 自分たちが生活する町の中のバリアと工夫
  14 視覚障害者のための生活上の工夫
  15 肢体不自由のある人が日常生活で行っている工夫

 (中学生向き)
  16 点字ブロック上の障害物
  17 みんなが話している内容がわからないと疎外感がある
  18 視覚障害者の手引きの仕方
  19 車いす使用者に対する介助方法
  20 障害のある人と共に生きるために
  21 障害者は社会参加を阻まれることがある

2 発達障害・知的障害に関する理解
 1 発達障害の基礎知識
 2 発達障害に関する理解教育の段階

 (幼児向き)
  22 個別のケースの理解①
     すぐに叩いたりかみついたりする子ども
  23 個別のケースの理解②
     保育室から無断で出て行ってしまう子ども
  24 個別のケースの理解③
     こだわりの強い子ども

 (小学校低学年向き) 
  25 ゆっくり成長する人がいる
  26 どうすれば相手に伝わるのかな?
  27 がんばってもうまくいかないことを責められると悲しい
  28 どうして同じようにできないの?

 (小学校高学年向き)
  29 注意を集中することが苦手な子
  30 交流で困ることとその解決法
  31 刺激のとらえ方が違う人への接し方や配慮

 (中学校向き)
  32 知的障害のある人のためのバリアフリー
  33 発達障害ってどういうこと?
  34 知的障害のある人と共に生きる
  35 発達障害のある人と共に生きる
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