シリーズ第5巻は保護者をよきパートナーとするかかわり方を紹介!
保護者と教師を「ともに子どもを育てる者」と位置づけて、かかわりのなかで信頼関係を築くための具体策。
なぜ保護者との協力が欠かせないのか、校長経験者が9割を占める執筆陣の学校知に基づいて語る。
【図でわかる教職スキルアップ】シリーズの特色
教職についたその日から求められる5つのテーマに対応。
実用性を追求し、内容を厳選した目次構成。
毎日の実践の意味が、学問的背景からも押さえられる。
目次
第1部 基礎編 ── 日常的なかかわり方と留意点第1章 保護者対応とは
1.保護者対応の基本的な考え方
2.保護者対応の重要性
3.対応の原則と留意点
4.校内で連携を強化して対応する。
5.保護者との1年間のかかわり方
第2章 基本の保護者対応
<日常の連絡方法>
1.連絡帳
2.電話
3.手紙
4.メール
5.学級通信
6.通知表
<保護者と話す機会には>
7.個人面談
8.家庭訪問
9.授業参観
10.学級懇談会・保護者会
11.PTAとのかかわり
12.年間の諸行事
第3章 保護者への情報開示とリレーションづくり
<全体に告知するもの>
1.保健だよりなど季節の健康指導
2.インフルエンザによる学級閉鎖など
3.授業の進度
4.進路情報
<家庭に協力を求めるもの>
5.学習習慣の形成
6.基本的生活習慣の形成
7.給食指導に関する家庭へのお願い
<個別の連絡体制をとるもの>
8.配慮が必要な子(ハンディキャップ)
9.配慮が必要な子(持病・摂食障害・骨折等)
<家庭・地域とのリレーションづくり>
10.登下校の安全、交通安全
11.緊急時(災害)のマニュアル
12.地域の諸活動へのかかわり
13.地域の人材活用(ゲストティーチャー)
第2部 応用編 ── 対応に困る場面でどう動くか
第4章 気になる保護者への働きかけ
<子どもの状況・子育てにかかわるもの>
1.虐待の疑いがある
2.過保護である
3.放任しすぎている
4.子育て・しつけに不安を感じている
5.不登校の子どもがいる
6.非行(反社会傾向)の子どもがいる
<家庭の状況にかかわるもの>
7.給食費などを滞納している
8.生活保護を受けている
9.家庭がうまくいっていない
10.単親(母子・父子)家庭
11.家庭内暴力がある
<保護者の状況にかかわるもの>
12.保護者に精神的な不安がみられる
13.保護者に身体障害がある・入院している
14.宗教上の理由で行事に参加させない
15.在日外国人の保護者
第5章 保護者からの訴えへの対応
<学校・学級内の人間関係をめぐって>
1.いじめられた
2.不登校になった
3.けんかをした
4.けがをさせられた
5.あの子と同じクラスにしないで
6.あの親は非常識で困る
<学校・教師の指導に対して>
7.学習指導・宿題の出し方に異議がある
8.成績評定に納得できない
9.学級経営に不満がある
10.部活動について要望がある
11.生徒指導に納得できない
12.校則に納得できない
13.教師を軽視する・否定する
14.担任を代えてほしい・指定したい
15.学校を信頼できない・不信を抱いている
第6章 緊急時・危機対応時の保護者対応
1.子どもが家出した
2.登下校中・学校内で事故にあった
3.学校周辺に不審者が出没している
4.警察に補導された
5.災害(地震など)が起きた
第7章 特別支援教育にかかわる保護者対応
1.専門医の受診をすすめたい
2.保護者が子どもの障害を受け入れていない
3.保護者に「軽度発達障害がある」と言われた
4.保護者から診断の相談を受けた
5.ほかの保護者から苦情が出た
第8章 外部機関との連携・リソースの活用
1.教育委員会
2.スクールカウンセラー
3.サポートセンター・民間サポート校
4.地域社会
5.同窓会、父母の会など