現在も輝き続ける画期的なスーパー理論の全容
スーパーの理論の全容を,本邦初公開の伝記とともに
博士と親交のあった訳者らが責任編集
【本書の特徴】
スーパー博士は,1950年代以降,それまで職業指導における大きな2つ潮流であった「特性・因子説」と「心理動態説」の長短を理論的に検証し,関連科学の学問的知見も援用しながら,「職業的(進路)発達理論」を構築しました。本書では,スーパー理論の全容と,これまでほとんど知られることのなかった高弟たちの考え方や受け止め方についても明らかにされています。また,M.サビカスによる博士の「伝記」からは,スーパー個人の家庭生活や生活史と照らして,立論の背景や動機などをさらに詳しく知ることができます。
目次
まえがき 本書の刊行に寄せて◆◆序文◆◆
ドナルド・E・スーパーへ捧げる記念評論集
◆◆伝記◆◆
追慕・ドナルド・エドウィン・スーパー博士:行き先をかぎつけた探険の一生
・成長期
・探索期
・確立期
・維持期
・下降期
・キャリアのテーマ
◆◆評論◆◆
第1章 職業理論へのスーパーの貢献:仕事観
第2章 キャリア発達とカウンセリングにおける自己概念理論
第3章 主題外挿法:キャリアカウンセリングとキャリアパターンの統合
第4章 キャリア発達を測定する:現状と将来の行方
第5章 進路選択のレディネス:プランニング,探索,意思決定
第6章 成人のキャリア適応性:いま,必要とされる構成概念
第7章 役割特徴と多重役割:ジェンダーの視点から
第8章 文化的な文脈におけるキャリア
◆◆コラム◆◆
ガイダンス・カウンセリングにおけるD・E・スーパーの意義
【原著名】The Career Development Quarterly 9/1994 From vocational guidance to carer counseling: Essays to Honor Donald E. Super