- 【教室課題対応全書】
- 育てるカウンセリングによる教室課題対応全書4
- 非社会的な問題行動
- ~無言で支援を求める子ども~
- A5判/208頁
- 定価:2090円
- 発行年:2003年
- ISBN:978-4-8100-3396-0
学校や社会とうまくつきあえなくて、家族や友達、学校とのつながりを放棄したり、その不全感を自分に向けたり、症状として表出する子供がいる。彼らは無言のうちに支援を求めている子どもである。教師は子どもに寄り添い社会につなげ、かかわりの中で自分を発揮して生きていけるようになる支援を行いたい。
目次
第1章 無言で支援を求める子ども1 無言で支援を求める子どもの特徴
2 教師は何をなすべきか
3 サイン発見と対応の原則
4 社会的な背景
第2章 自信がもてない
1 自分が嫌い
2 友達がつくれない
3 家族関係がうまくいっていない
4 引っ込み思案
5 自分を伝えられず暴力に訴える
6 学力やスポーツのコンプレックス
7 容赦のコンプレックス
8 言語面のコンプレックス
第3章 無気力
1 学校へ行く意味が感じられない
2 進路を決められない
3 将来に夢がもてない
第4章 恋愛・性の悩み
1 異性と手をつなげない-思春期の戸惑い
2 恋愛の悩み
3 就学中の妊娠・中絶
4 異性嫌悪
5 セクシュアル・ハラスメント
第5章 食生活に関わる問題
1 肥満・やせ
2 極端なやせ
3 吐く
4 特定の物ばかり食べる
5 偏食
6 食事をとらない
7 ランチメイト症候群-一人で食べるのがつらい
第6章 引きこもり
1 「ひきこもり」につながる不登校
2 引きこもる子へのかかわり方
3 家族へのかかわり方
4 家庭内暴力
第7章 自分で自分を傷つける
1 かさぶたを取る・皮をむく
2 髪をむしる
3 リストカット
第8章 死にたい
1 「死にたい」の意味
2 自殺サインの発見
3 自殺サインへの対応
第9章 身体症状
1 頭が痛い・お腹が痛い
2 胸が痛い
3 胃が痛い
4 下痢
5 トイレに行けない
6 頻尿
7 夜尿症
8 眠れない・起きられない
9 ひっかく
10 髪が抜ける
11 アトピー性皮膚炎
12 よく咳き込む(チック)
13 失神する
14 過呼吸
第10章 行動症状
1 泣き虫
2 キレる
3 休み明けに登校をしぶる-「月曜病」
4 ふらっと家出をする
5 別な世界に生きている
6 虐待が疑われる
7 目が見えにくくなる
8 しゃべれなくなる
9 手足が動かなくなる
10 あがりやすい
11 赤面しやすい
12 乗り物酔いしやすい
13 吃音
14 かん黙
第11章 精神症状
1 統合失調症
2 うつ
3 パニック障害
4 恐怖症
5 強迫症
6 PTSD(心的外傷後ストレス障害)
7 ヒステリー
8 人格障害
9 てんかん
10 自律神経失調症
第12章 校内外の連携
1 連携の基本
2 連携の実際
3 保護者との連携