- 【教育方法シリーズ】
- 教育方法51
- 教師の自律性と教育方法
- 教育のデジタル化・協働的な学び・個別最適な学びを解剖する
- A5/184頁
- 定価:2640円
- 発行年:2022年
- ISBN:978-4-8100-2768-6
現代の教師には,ICT化の流れのなかでAIにはない自律性が求められている。
子ども個人の学習状況による「個別最適な学び」の提供だけでなく,子ども一人一人をまるごと見ている教師にしかできないこととは何かを考える。
目次
第Ⅰ部 今日の教育改革と教師の自律性1 教育「変革」政策の展開と教師の自律性
―「教育DX×個別最適な学び」による脱学校化の行方― 石井英真
2「 個別最適な学び」を問う
―「個」の独自性(固有名)を大切にする教育実践へ― 鹿毛雅治
3 個別化・個性化教育の動向と教師の自律性
―オランダのイエナプラン教育を手がかりとして― 奥村好美
4 教育データサイエンスと教師の自律 田端健人
5 教師教育改革の動向と教師の自律性 木原俊行
6 生活指導運動における実践知の創出と教師の自律性 高橋英児
第Ⅱ部 教師の自律性を軸とした授業研究
1 子どもと教師の自己変革の場としての授業づくり
―教師と研究者との協働による授業研究過程を省察する― 吉永紀子
2 授業研究者をとりまく教育臨床研究の倫理に関わる問題群 宮原順寛
3 学校を基盤とした協働型授業研究 坂本將暢
4 校内授業研究を通した教師の自律性を保障する学校文化の醸成 黒田友紀
5 教師にとっての実践記録の意味 藤江康彦
第Ⅲ部 教育方法学の研究動向
1 教職課程改革における教育方法関連科目の位置と課題
―「情報通信技術を活用した教育の理論及び方法」の新設をめぐって― 樋口直宏