「エクササイズをすればエンカウンターか?」「エンカウンターは学級王国をつくるのか?」エンカウンターの理解が不足すれば、このような誤解も生まれる。一方エンカウンターの本質をつかめば、いま目の前にいる子どもたちに自信をもって応じられる。
エンカウンターを利用し尽くして、エンカウンターから十分に学ぶために、全国のエンカウンターをリードする著者たちが、その本質について熱く語る。
目次
第1章 なぜいまエンカウンターか -カウンセリングを超えるもの1 伝統的カウンセリングを超えるものを -グループアプローチで
2 構成法に理論はあるか -カウンセリング諸理論の応用
3 エンカウンターで学級が変わるだけか -学級の壁を超えるもの
第2章 エンカウンターのよしあしとは -決め手はリーダーの自己開示とスキル
1 よくないエンカウンター
2 よいエンカウンター
3 エンカウンター上達のツボ
第3章 エンカウンターとはエクササイズのことか -日常に生きるもの
1 エクササイズをすればエンカウンターか
2 私自身はエンカウンターで何が変わったか
3 日常生活に生きる具体例
4 エンカウンター実践者の声
第4章 リーダーは受容すればよいのか -介入上手なでしゃばり者
1 介入とは何か
2 上手な介入と下手な介入
3 介入上手なリーダーとなるために
第5章 エンカウンターはふれあいだけか -心の富者を育てるもの
1 子どもたち一人一人に何が起こっているか
2 学級に何が起こっているか
3 教師自身に何が起こり始めるか
第6章 エンカウンターの求める人間像とは -勇気をもった自由人
1 「自由人」 -エンカウンターの求める人間像
2 エンカウンターリーダーの心意気
3 求められるエンカウンター像