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月刊誌 指導と評価

2016年 8月号
  1. 2016年 8月号  Vol.62-8  No.740  定価:450円
特集
  • 学力向上のための校内研修
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  • 特集

    授業づくりのための校内研修
    帝京平成大学教授  白鳥 信義

    ★これからの校内研修では、研究授業・授業研究という手法以外に、「カリキュラム開発」をその内容の中心にすえていくことが重要である。
    ★専門職の学びの力量を高める資質として、とくに「開かれた心」と「問いの形成」が重要である。
    ★「開かれた心」に基づいた授業スタイルの転換とは、子どもたちとのパートナーシップの下に授業を促進するやり方への転換である。
    ★アクティブ・ラーニングの真骨頂とは、子どもがその関与を制限されることなく、学ぶことができることである。

    授業力と学級経営力を伸ばすための校内研修
    京都文教大学准教授  大前暁政

    ★役に立つ校内研修にするには、内容とやり方の二つの工夫が必要になる。内容面では、理論だけでなく、具体的な方法まで扱うことで、より効果的な研修になる。さらに、授業づくりに関する研修だけでなく、学級経営の研修も取り入れていきたい。できれば、授業と学級経営を連動させ、相乗効果を生む方法の研修も行うべきである。★また、若手教師は、授業や学級経営などにおいて、基本的とも言える悩みを抱えていることが多い。若手教師の増加に伴い、現代的な課題だけでなく、若手教師のニーズに沿った内容を扱う必要性も出てきている。

    長年同じ主題で取り組む校内研修−不易を追求しつづける学校研究
    埼玉県ふじみ野市立駒西小学校教諭  及川恒平

    ★「二一世紀に求められる資質・能力」「アクティブ・ラーニング」など、これからの教育を見据えて新たな言葉や考え方が提唱されている。その中で、本稿が長年同じ研究主題で学校研究に取り組んできたのは、いつの時代でも根本的に求められる子どもの姿は変わらないと考えているからである。教育における不易を重んじつつ、時代に合う子ども像、指導観を模索することが重要である。

    学力向上のための校内研修−教えて考えさせる授業
    東京都品川区立第二延山小学校副校長  小泉一弘

    ★本校では、通塾率が高く、学力平均は高いものの、プロセス重視の学習観の欠如、学習意欲の不足、学力の二極化傾向が課題であった。
    ★この課題解決のため、平成二六年度より算数科で市川伸一先生の提唱する「教えて考えさせる授業」の研究実践に、研究推進委員会を中心に全校をあげて取り組んでいる。課題はあるが、着実に成果は上がっている。

    主体的、協働的に取り組む生徒の育成−アクティブ・ラーニングの考え方を取り入れて
    群馬県草津町立草津中学校長  中島 透

    ★本校は平成二五年度より生徒の自己表現力を高める授業づくりを三年間校内研修の中で継続して取り組んできた。本校の課題から、言語活動の場の工夫を図った授業実践、グループワークを取り入れた授業実践、課題の発見・解決に向けて主体的に学ぶ「アクティブ・ラーニング」を採り入れる「考え、議論する道徳科」の実践を行った。
    ○本年度から、「主体的、協働的に取り組む生徒の育成
    〜アクティブ・ラーニングの考え方を取り入れて〜」という主題で三年間研修を続けている。

    「個人テーマ」に基づいた校内研修
    福岡県朝倉市立比良松中学校研究主任  井出久美

    ★毎日が多忙な中学校現場においては、校内研修に取り組む意識が受動的になってしまいがちである。そこで、少しでも能動的に校内研修に取り組めないかと考案したのが、「個人テーマ」に基づいた校内研修である。各教師が「個人テーマ」設定して一年間の研究に取り組んでいく中で、教師の「主体性」「専門性」「発展性」を高めて授業改善を図るとともに、生徒の学力向上を目ざしてきた。また、研修を進めるにあたっては、個人研究でありながらも全教師のベクトルをそろえる推進体制を整えながら、4年間の「個人テーマ」研究を進めてきた。

    連載

    学校力・教師力アップセミナー(4)登校しぶりに対処する 富山県公立学校スクールカウンセラー
    水上 和夫
    QUを活用した学級づくりと個別支援(5)要支援・不満足群の子の個別支援 会津大学上級准教授
    苅間澤勇人
    特別支援教育のこれから(5)応用行動分析を生かした特別支援教育 慶應義塾大学教授
    山本淳一
    慶応義塾大学大学院博士課程・日本学術振興会特別研究員
    石塚祐香
    教育評価のこれから(5)資質・能力の多面的な評価の方法 帝塚山大学准教授
    森 枝美
    コンピテンシー・ベイスの授業づくり(2)コンテクストをどうつくるか−社会科の本質に根ざした資質・能力の育成とコンテクスト 山形大学教授
    江間史明
    感度を高める言葉の教育(29)副詞に表れる気持ち 国立国語研究所教授
    石黒  圭
    小・中学校国語の「書くこと」(4)小学3年:説明文と報告文を書く 筑波大学附属小学校教諭
    青山由紀
    アクティブ・ラーニングで社会科授業を変える(3)小学校3、4年:「経験」を通して学ぶ社会科授業改善の提案 大阪市立東中浜小学校教諭
    藤永喜美子
    先人に学ぶ「数学的な考え方」(4)竹内芳男・沢田利夫編著『問題から問題へ−問題の発展的な扱いによる算数・数学科の授業改善』より 青山学院大学教授
    坪田 耕三
    理科におけるアクティブ・ラーニング(4)課題選択学習・課題設定学習2−中学2年:物質のすがた 前千葉県野田市立みずき小学校長
    大関 健道
    これからの英語教育をどうするか(4)小学校高学年の外国語教育−外国語活動から外国語科へ− 筑波大学附属小学校教諭
    荒井和枝
    シティズンシップ教育(5)アメリカ 筑波大学准教授
    唐木清志
    教育統計・測定入門(51)順序尺度データの確認的因子分析 法政大学教授
    服部 環
    だんわしつ/修復的対話によるいじめ克服 弁護士
    山田由紀子