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2016年 4月号|指導と評価|図書文化
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月刊誌 指導と評価

2016年 4月号
  1. 2016年 4月号  Vol.62-4  No.736  定価:450円
特集
  • 英語教育の現状と課題
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  • 特集

    英語教育の現状とこれから
    国立教育政策研究所名誉所員  渡邉 寛治

    ★小・中・高の「外国語」教育の目標は、「外国語を通じて、コミュニケーション力(資質・能力)を養うこと」である。その外国語を用いて交わす国際的なコミュニケーションでは、「主体性(自分で考え、判断し、行動すること)」や「論理力」などが求められる。言語力だけではない。そして、それらの資質・能力を養うには小・中・高の連携教育が必要である。短期間では育成できないからである。今後は、「PDCAサイクルを軸とする目標に準拠した指導と評価の一体化」の観点から小・中・高の教育課程を円滑に運営し教育成果の説明責任を果たす必要があろう。

    小学校の課題
    大阪樟蔭女子大学教授  菅 正隆

    ★平成23年度より導入された小学校外国語活動は今年で6年目を向かえる。
    ★次期学習指導要領も見えてくる昨今において、未だ現行の学習指導要領の目標が達成されるどころか、曲解されて、学校の都合、指導者の都合、民間の間違った誘導により、英語嫌いの子どもを多く生み出している傾向が見られる。その課題を明確にする。
    ★今後、小学校3、4学年から導入される領域としての外国語活動、そして、5、6年から始まる教科化を踏まえ、外国語活動を成功させるためにはどのようなことがなされるべきかを論じる。

    認知心理学から見た小学校英語教育
    広島大学名誉教授  森 敏昭

    ★日本の子どもたちの英語力は表現力不足と会話力不足という問題点を抱えており、日本では伝統的に「読解力偏重」の英語教育がなされてきたことがその原因だと考えられる。
    ★この問題点を解消するためには、第一に、認知発達の理論を援用し、書く力・読む力・聞く力・話す力の四技能をバランスよく育成することが可能な新たなカリキュラムを開発・実践することが重要である。
    ★第二に、小学校高学年の「外国語活動」と中学校の英語教育のスムーズな連携を図るための新たなカリキュラムを開発・実践することが重要である。




    中学校の課題
    東京家政大学教授  太田 洋

    ★中学校の課題は知識を大切にして、活用することが十分でないことがあげられます。知識と活用を行ったり来たりする授業づくりが求められます。具体的な課題は、英語による英語の授業、小中連携などです。先生の質問やフィードバックを通して、生徒たちが英語に触れる機会、使う機会を増やすことが大切です。小中連携のためには、学んできた内容、学び方、できるようになったことを確認し、活用することがポイントとなります。

    高等学校における英語教育の課題 –高大接続を見据えて–
    立教大学グローバル教育センター長  松本 茂

    ★国は「学習指導要領」に技能ごとに高等学校卒業時点での最低限の学習成果(到達指標)を能力記述文形式で示すべきであり、各地域はそれをベースとして小学校から大学までの長期にわたる統一感のあるCan-Doリストを作成すべきである。
    ★高校では「話すこと」「書くこと」の指導強化が求められる。大学入学後に必要とされる英語力を考えても4技能のスキルを総合的に育成することが大切である。
    ★教員のための海外研修の増大が求められる。また、教員養成課程の内容も高校・中学で教えるのに必要なコンテンツに精選する必要があり、海外研修または海外インターンシップを必修にすべきである。

    評価の改善
    信州大学教授  酒井英樹

    ★外国語科の目標に準拠した評価と評定には、総括に関わる問題点と目標の具体性の欠如に関する問題点がある。
    ★小・中・高等学校を通じた一貫した目標を「英語で何ができるのか」という観点に基づいて設定することが検討されている。この目標はCEFR との関連が示されている。
    ★一貫した目標の設定と評価によって、総括に関わる問題点と目標の具体性に関する問題点を改善できる。四技能の指導が重視されることになる。また、学習者の自己能力認知や自信を高め、コミュニケーションを図ろうとする意欲の促進が期待される。

    ICTで英語教育を変える
    つくば市教育局総合教育研究所副所長  毛利 靖

    ★小学校外国語活動の授業を行う教員のほとんどは、中学校英語の教員免許を持っていない減所があり、多くの教員が英語の発音や会話に苦手意識をもっている。そのような教員でも楽しくわかる外国語活動や外国語の学習を行うためにICTを活用した実践をつくば市の例をあげながら紹介する。

    連載

    QUを活用した学級づくりと個別支援(1)Q-Uの活用法−その考え方 早稲田大学教授
    河村 茂雄
    学校力・教師力アップセミナー(1)学級づくりスタートダッシュ 富山県公立学校スクールカウンセラー
    水上 和夫
    特別支援教育のこれから(1)特別支援教育のさらなる充実を 筑波大学教授・元国立特別支援教育総合研究所上席総括研究員
    柘植 雅義
    教育評価のこれから(1)学習指導要領改訂と評価改革の方向性 京都大学大学院准教授
    石井英真
    小・中学校国語の「書くこと」(1)/小学1年:経験したことを「論理」的に書く 筑波大学附属小学校教諭
    桂  聖
    感度を高める言葉の教育(25)臨時一語の機能 国立国語研究所教授
    石黒  圭
    アクティブ・ラーニングで社会科授業を変える(1)大学入試改革、高大接続・アクティブ・ラーニング 大阪教育大学教授・附属平野小学校長
    峯 明秀
    理科におけるアクティブ・ラーニング(1)課題選択学習・課題設定学習1−|羈悖映:植物の生活と種類 大阪教育大学教授・附属平野小学校長
    峯 明秀
    道徳をこれからどう指導したらよいか(12)役割演技を活用した道徳授業とその評価 福島県郡山市立明健中学校教頭
    渡邉真魚
    シティズンシップ教育(1)学校教育におけるシティズンシップ教育の必要性 広島大学教授
    池野範男
    英文法の基本と応用−世界標準の英語へ(2)to不定詞 教育測定・統計入門(48)確認的因子分析の基礎 だんわしつ/一人の子ども 宇都宮大学准教授
    谷 光生
    教育測定・統計入門(48)確認的因子分析の基礎 法政大学教授
    服部 環
    だんわしつ/一人の子ども 教育臨床研究機構理事長
    中野 良顯