Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/users/web03/2/1/0125112/www.toshobunka.co.jp/magazine/detail.php on line 153
2016年 1月号|指導と評価|図書文化
トップ > 指導と評価 > 2016年 1月号

月刊誌 指導と評価

2016年 1月号
  1. 2016年 1月号  Vol.62-1  No.733  定価:450円
特集
  • アクティブ・ラーニング
  • 入会(年間購読)へ
  • バックナンバー購入へ
  • 【在庫あり】
  • 特集

    アクティブ・ラーニングとは
    長崎大学教授  山地弘起

    ★「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について(諮問)」(中教審, 2014年11月)では、アクティブ・ラーニングを「課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習」としている。ここには広い範囲の学習形態が含まれるが、「主体的・協働的」の意味が明確にされていないために、アクティブ・ラーニングの形骸化も生じやすい。
    ★そこで、こども哲学の実践を参考に、「主体的・協働的」の意味を「自他を丁寧に聴き合い知的勇気を鼓舞し合うこと」と捉えて、アクティブ・ラーニングを従来の言語活動の充実の延長線上に位置づける。

    中学国語
    お茶の水女子大学附属中学校教諭  渡辺光輝

    ★大がかりな単元でなくても、ごく日常的な授業をアクティブ・ラーニングの視点で改善することができる。
    ★アクティブ・ラーニングの視点による授業改善のポイントは、資質・能力が埋め込まれた具体的な言語活動を設定すること、学習活動の目的と意味が実感できる「学びの文脈」があること、学びを深めるために、他者との交流や豊かな学習環境、道具があること、主体的な学習を促し、問いが深まるテキストを選択すること、そして学習者の試行錯誤と創意工夫が生かされる学習であることである。

    小学算数
    東京都目黒区立菅刈小学校長  長谷 豊

    ★算数科では、子どもの主体的な学びを引き出し、数学的な思考力、表現力を育てるために、問題解決学習による授業展開が重要である。しかし、昨今の授業を見ると、それが形式的に行われがちになっていることが多く、今回のテーマである主体的、協同的な学びを実現する上で課題は大きい。ここでは、真に子ども主体の問題解決学習の在り方を具体的な実践例をもとに提案し、算数科におけるアクティブラーニングの在り方を追究する。

    中学道徳
    東京都北区立飛鳥中学校長  鈴木明雄

    ★主体的・協働的な学習(以下、アクティブ・ラーニング)の実践を、全教科・道徳の問題解決的な学習として実施することで、健全育成に成功し、主体的な学習意欲と人間として生きる道徳性の向上が見えた。
    ★アクティブ・ラーニングによる学力と道徳性には正の相関関係があることを、カリキュラム・マネジメントにより、数値成果として実証できた。
    ★アクティブ・ラーニングは、肯定評価観に立った自己評価と連動してさらに深まるものであると考え、実践を続けている。

    中学社会
    山形大学附属中学校教諭  関東朋之

    ★社会科はこれまで問題解決学習や、ジグソー法、ワークショップ型授業など、アクティブ・ラーニング(以下AL)といえる授業のノウハウを蓄積してきた。ALがいわれるようになったのも、これらの授業の効果が確かめられ、時流の要請によって公的に普及が始まったと考えてよいのではないか。今後は、これまで実践してきた授業を能動性や協働性、コンピテンシー・ベイスという視点から見直し、さらに、その質と精度を高めていくことが求められていると考えている。
    ★ここでは、歴史的分野と地理的分野で行ったワークショップ型授業の授業例を紹介し、ALの授業づくりのポイントや、形だけのALにならないようにするための留意点について述べる。

    高等学校
    埼玉県立越ケ谷高等学校長  宮澤博之

    ★越ヶ谷高校は、9割以上が四年制大学へ進学する進学校で、アクティブ・ラーニングの1つ協調学習、知識構成型ジグソー法を実施してきた。これは、埼玉県が東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構(CoREF)と連携して、21 世紀の社会が求める学力を身につけるために、認知科学を基盤とした学習理論を実践につなげることをめざしている。平成22年度よりこれに関わる埼玉県の事業が開始されたが、越ヶ谷高校は当初より研究指定推進校としてこの学習法を実践している。本校における授業研究の様子と地歴公民科と英語科の実践例を紹介する。

    アクティブ・ラーニングで失敗しないために〜グループ作業での失敗事例を基にして〜
    名古屋商科大学教授  亀倉正彦

    ★失敗事例は無用の失敗を防ぐとともに、自らの目指す理想の教育に専念するための一つの土台を固める上で役立つ。失敗学の分析方法は、学びのプロセスを大切にし、原因・結果・対策・知識化を分析・考察できるところにその有用性がある。
    ★典型的な失敗例として「グループ作業に熱心に取り組まない」を取り上げて分析・考察する。\果偏重、⊆主性偏重、7措以仆鼎了阿弔亮最垳彊を紹介するとともに、科目の学習目標とアクティブ・ラーニング教育手法の実施目的との整合性を高めることを知識化する。

    連載

    QUで学級集団づくりと学力向上を図る(10)魚沼市徹底した取組 早稲田大学教授
    河村 茂雄
    特別支援教育のさらなる充実を(9)教師が行う予防・開発的援助(一時的援助 跡見学園女子大学教授
    山口豊一
    「学校づくり力」アップセミナー(10)学校発信力 岐阜聖徳学園大学教授
    玉置 崇
    目的別文章の書き方(10)アメリカの大学初年次教育からみた日本の書く教育 文部科学省初等中等教育局教科書調査官(体育)
    渡辺哲司
    感度を高める言葉の教育(22)言葉のアクセント 国立国語研究所日本語教育・情報センター教授
    石黒 圭
    道徳をこれからどう指導したらよいか(9)人との適切な関わり方について、議論し探究する問題解決型道徳授業 岐阜県羽島郡笠松町立笠松小学校教諭
    大蔵純子
    新教育課程における教育評価を考える(6)観点をどう設定するか 静岡県立袋井高等学校教諭
    鈴木 秀幸
    小学校算数の発展・応用を学ぶ授業をつくる(41)ポリオミノの教材化 青山学院大学教授
    坪田 耕三
    新しい教育評価の動向(45)Wolfe,S,議論と対話的指導:変化する世界に対応した新しい指導法 静岡県立袋井高等学校教諭
    鈴木 秀幸
    教育の窓(28)ブレッスリーとハリス「認知的方略の教授−基礎的研究から教室の教授へ」 応用教育研究所名誉所長
    辰野 千壽
    学校の法律問題(34)教員免許更新制度 日本女子大学教授
    坂田 仰
    教育測定・統計入門(45)修正指標とモデルの修正 法政大学教授
    服部 環
    だんわしつ/小中連携推進の鍵は、管理職を含めた教職員の人事交流にあり!! 法政大学教授
    服部 環